GeeksPhone PEAKのAccessFuを30秒で有効化する方法

本当は他に書くべきことがあるのですが、これすら書かないと本当に何も書かなくなってしまう気がしたので、今はこれを書きます。

AccessFuJavaScriptで書かれたMozillaの支援技術です。AndroidFirefoxの読み上げサポートなどで使われていますし、デスクトップ版Firefoxにもこっそり含まれています*1。そして、ここが重要ですが、Firefox OSにも含まれています。

が、Firefox OS 1.0ではAccessFuは無効化されています。Firefox OSの「Settings」アプリケーションの中にはAccessFuの有効、無効を切り替える設定画面があるのですが、これも無効化されています。該当li要素のhidden属性を取れば「Settings」に「Accessibility」の項目が出てきますが、Gaiaアプリを上書きするのは30秒で終わらないと思うので、より高速な方法を紹介します。

準備

adb pull /data/b2g/mozilla/(プロファイル名)/prefs.js
echo 'user_pref("accessibility.accessfu.activate", 1);' >> prefs.js

AccessFuを30秒で有効化する

さあ、準備はいいですか。では、有効化しますよ。

  • adb push prefs.js /data/b2g/mozilla/(プロファイル名)/prefs.js
  • PEAKを再起動(30秒)

画面にオレンジ色のフォーカスリングが出てくればAccessFuが起動しています。フォーカスリングは左右スワイプで前後の項目に移動し、ダブルタップで項目をアクティベートします。なお、現時点では、Firefox OSに含まれているAccessFuは喋りません。

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ちなみに、画面ロックの解除方法がよくわからなかったので、AccessFuを有効化する前に、画面ロックは無効化しました。あと、左右のホーム画面に移動する方法がわかりません(2本指スワイプでも移動しない)。それと、ホーム画面でアプリを起動する方法もわかりません(ダブルタップしても起動しない)。

無効になっているのにはそれなりの理由があるわけですね。でも、きっとそれが、Developer Phoneを買う楽しみの一部でもあるのでしょう、たぶん。

参考

*1:アドレスバーにresource://gre/modules/accessibility/AccessFu.jsmと入力して移動するとJavaScriptファイルを確認できます