Chrome 43 Canaryのデフォルト日本語フォント

Google Chromeは、長らく「ヒラギノ角ゴシック Pro」(sans-serif)と「ヒラギノ明朝 Pro」(serif)をOS Xのデフォルト日本語フォントとして使ってきました。しかし、SafariFirefoxでは、以前から「ヒラギノ角ゴシック ProN」「ヒラギノ明朝 ProN」を使っています。ProNはJIS X 0213:2004の例示字形に合わせて漢字の形が変更されているなど、Proとの違いがあります。

そのため、Proを使い続けていたGoogle Chromeでは辻や葛の形が他のブラウザーとは異なっていました。また、iOSもデフォルトではProNフォントしか持っていないため、iOSとも異なっていたはずです。

そこで2月にOS Xのデフォルト日本語フォントを変更するパッチを書いていたのですが、先日パッチが投入されました。

すでにChrome 43 Canaryで「ヒラギノ角ゴシック ProN」と「ヒラギノ角明朝 ProN」が使われていることを確認できます。

WindowsではシステムフォントがJIS X 0213:2004の例示字形に合わせた字形を使っているため、ブラウザーが何かしなくてもブラウザー間で字形は揃っていましたが、OS Xでもようやく字形が揃うようになります。